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GBR(骨誘導再生法)

GBR(骨誘導再生法)

骨を造りたい場所を決めてその中に骨を造るのを手助け(誘導)する材料を入れ、骨ができあがるのを待つ治療法です。骨が少なくてインプラント治療が困難と言われた患者さんもこの治療法によってインプラント治療が可能になります。

GBR の流れ

1. 骨、歯肉がなくなってしまった顎堤があります。

 

2. 歯肉をよけて、骨のない部分を明確にします。

 

3. 必要な量の骨を造るための場所を遮断膜で造ります。

 

4. その場所の中に骨再生誘導薬剤を注入します。

 

5. 遮断膜を歯肉で覆い、密封します。

 

6. 4~12ヶ月後、骨再生誘導薬剤が再生骨に取って代わります。

 

7. 十分な量の骨の中にインプラントを埋め込むことが可能になります。

 

GBRの治療例

治療例1

右上1番(前歯)にインプラントを埋入したケースです。患者さんは、同部の治療としてインプラント治療を希望されましたが、同部には、インプラントを保持するに足る十分な骨の量が存在しませんでした。(写真左) そのために、インプラント埋入に先立って、GBR(骨再生誘導術)を行いました。骨再生の場を確保するためにチタン強化型非吸収性メンブレンによって隔離されたスペースを作り、その中に骨補填材を埋め込み、治癒を待ちました。

6ヶ月後には、十分な量の骨再生が確認されたので、インプラント埋入手術を行いました。 インプラント治療の成功の鍵をにぎるのは、そのまわりを取り囲む豊富な骨が不可欠です。 しかしながら、一般的に、インプラント治療が必要な患者さんは、骨の量が不足しています。 よって、美しくかつ長期間安定した治療結果を得るためには、このGBR(骨誘導再生術)の適用が不可避になります。

治療前

 

治療後

GBR

GBR

治療例2

(写真左)左下4番が外部吸収をおこしていたので残念ながら保存不可能と診断されたので抜歯と同時に左下4、5番にGBRを行いました。

6ヶ月後の写真(右)で、同部に十分な骨量が確保されたので、インプラントを埋入しました。このケースでは、近遠心的な幅径が限られていたのでナローインプラントを使用しました。 

治療前

 

治療後

GBR

GBR

治療例3

前歯にインプラント治療で歯を入れたいと要望された方です。御覧のように骨が全くなく非常に難しい症例だったので、他院より紹介され治療を開始しました。

GBR を行い、骨の量をまず元に戻してからインプラント治療を始めました。

治療前

 

治療後

GBR

GBR

治療例4

歯周病によって歯が失われた場合、大量の骨が失われてしまいます。そのままでは、インプラント治療が不可能な場合、骨移植を行うことで骨の量を増やす方法です。下の写真は、歯周病によって大量に骨を失った方で、インプラントをする前に骨の量を増やしました。

治療前

 

治療後

 

治療例5

リッジスプリットによるGBRとインプラント同時埋入の症例です。非常に骨が吸収していて(やせていて)、このままでは、インプラントを保持する骨の量が少なすぎる(写真左)ので、まず、リッジスプリットをするのと同時にインプラントを埋入してスプリットしたリッジの幅径を保ちました。6ヶ月の治癒期間を置き、治癒をまちました。 2次オペ時にFGGを行い、治癒が完成した状態です。(写真右) 難しいオペでしたが、患者さんは、あきらめかけていたインプラント治療が成功して非常に喜んでいました。

治療前

 

治療後

 

治療例6

歯を喪失した場所は、その後、元と比べて半分近く吸収してなくなると報告されていますが、そうなると、骨量が減り、インプラントが埋入できなくなります。そういった時に骨量を増やすために行うのがGBRです。写真は、実際の例ですが、最終的に2mm以上の骨によってインプラントが取り囲まれているのがおわかりになると思います。 インプラント治療の成否は、いかに長期間持つことかともいえますが、長期間に渡る安定性を保つために重要なことは、やはり骨量です。

インプラント治療は決して、安価な治療法ではありませんので、相応の期間機能してくれないと患者さんの期待を大きく裏切ることになるかもしれません。また、歯科医師にとっても長期に良い治療結果が続くことが何よりの幸福でしょう。 歯科医師、患者さん双方願いは、共通でしょうからそのために必要なことがあれば、お互いにコミュニケーションをとって納得のいく治療を行いたいものです。

治療前

 

治療後

 

リスクと治療費

GBR等による骨の造成が行われた部位の急激な吸収は、骨粗鬆症の薬による副作用の場合があります。

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