育った場所、食べる物も同じであっても、歯周病の症状は人それぞれで
かなりの差があります。
それは、スイスの研究者らがスリランカのお茶農園で働く人たちを対象に行った研究で明らかにされました。
そこで働く人たちは、歯を磨くという習慣がなく、街に歯医者もありません。
そんな場所で「歯磨きや治療をしないままほったらかしておくと、歯周病はどのように進むか」という研究を始めたのです。
みごとに全員歯肉炎の感染が見られました。ですが、11%の人はほったらかしてもそれ以上は悪化しません。
一方で1割弱(8%)の人は重症になる事が報告されております。
また、日本臨床歯周病学会が行った歯周病実態調査では、
30〜40代で重度歯周病治療中患者は15%ほどになります。
詳細につきましては、次回以降にて解説致します。