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歯周病治療の流れ

「汚れを取り除く治療」が主体 歯周病とは、細菌による感染症のひとつなので、歯周病菌によって悪化しますが、それだけでは発症しません。細胞が、歯周病菌や歯垢(プラーク)から生体を守ろうとして、炎症を起こしやがて歯槽骨などの歯周組織を破壊していきます。 そこで歯周病の原因であるプラークや歯石を取り除く「歯周基本治療」に注目します。
歯科医院で受診する「プロフェッショナル・ケア」と、自分自身で行う「セルフ・ケア」のセットになっています。 ただし、歯周病を悪化させる原因は、喫煙や糖尿病などさまざまです。 主にプロフェッショナル・ケアで、歯周病の原因を一つひとつ取り除く治療全体が「歯周基本治療」なのです。歯周基本治療は、患者さんの症状が軽度であれ重度であっても、共通する治療です。
具体的な治療の進め方 歯周炎や軽度の歯周病であれば、プラークや歯石を取り除くプロフェッショナル・ケアを主体にした「歯周基本治療」のみで治るケースもあります。治療後の検査で汚れも除去され、症状も改善が見られたら数ヶ月に一度、定期的な清掃・検査をする「メンテナンス」の段階へ進みます。
一方、歯肉の奥に蓄積された頑固な汚れは、歯周基本治療では改善が見られない場合があります。その場合は、「歯周外科治療(手術)」を行わなければなりません。
手術の治療のメインは、「フラップ施術」です。 フラップ手術とは、歯肉を切って開き歯根を露出させます。そして歯根の表面に付いた汚れをきれいに取り除きます。歯槽骨が吸収されるなど歯周組織の破壊が見られる場合は、手術に加えて「GTR法」や「エムドゲイン法」などで、歯周組織を再生させる手術をするときもあります。
術後は、確認の検査をし、改善されれば経過観察(メインテナンス)、そうでなければ再度治療というように、完治するまで繰り返されます。

① 検査
・歯の動揺度・・・ピンセットで歯を前後左右に動かす
・X線(レントゲン)・・・肉眼で見えない歯槽骨を調べる
・プロービング・・・歯周ポケットの深さと出血の有無を調べる
・歯垢の付着・・・染め出し剤で染めて調べる
・かみ合わせ・・・かみ合わせの悪さが負担をかけていないか調べる
・唾液検査・・・唾液の出やすさ、歯周病菌の数を調べる

② 診断
・歯肉炎
・軽度歯周炎・・・歯周ポケットの深さ4〜5ミリ
・中度歯周炎・・・歯周ポケットの深さ5〜6ミリ
・重度歯周炎・・・歯周ポケットの深さ7ミリ以上

③ 治療
・プラークコントロール・・・ブラッシング指導
・スケーリング・・・スケーラーで歯周ポケットの歯垢、歯石を取り除く
・ルートプレーニング・・・キュレットでセメント質におよんだ汚れを取り除く
・習慣の修正・・・禁煙、生活習慣病の予防、呼吸改善
・抜歯・・・歯周病を悪化させる可能性のある歯を抜く

④ 再検査
1、炎症なしの場合
・定期的なメインメンテナンス・・・PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
・歯科衛生士によるクリーニング

2、炎症ありの場合
・フラップ手術・・・歯茎を切ってポケットの深いところの歯石を除去
・GTR法・・・歯肉と歯槽の間に膜を作り、歯槽骨などの形成を助ける
・エムドゲイン法・・・歯周組織再生を促す材料を塗布して歯周組織を再生する
・歯周ポケット掻爬術・・・セメント質に付着した汚れや、歯周ポケット内壁の観戦している組織を取り除く